性的同意年齢13歳の日本国民に見て欲しい映画『ジェニーの記憶』
性的同意年齢とは
性交同意年齢とも言われる。性行為の同意能力があるとみなされる下限年齢を指す。
日本では13歳。先進国の中では低めの年齢になっている。
淫行条例違反との関係
18歳未満との性行為は淫行条例もしくは児童福祉法の違反として裁かれるが、強制性交等罪と比較すると刑が軽い。
性的同意年齢に達していた場合、性行為の同意を「していなかった証明」を被害者がしなければならず、できなかったがために強制性交等罪で罰せられないこともあるらしい。
本当に13歳で自身の性行為を決定できるのか?
自分が13歳の頃を思い出して欲しい。
まだたった13歳。
小学校を卒業し、中学校に上がったばかりの少年少女…あなたは何してましたか?
私は弟に追いかけ回されて家の中で全力ダッシュして壁にぶつかって右足の小指を骨折してました。
下の弟が産まれ、かわいがり、思春期のせいか上の弟が気持ち悪くなりいじめてしまっていました。
新しい勉強、部活…百人一首を覚えたり…友達とくすぐり合うこともあったな…。
お小遣いは中1で1000円で、特に趣味も使い道もなかった私は文房具買ったり家族や友達への誕生日プレゼントに使ってました。
ゲームボーイアドバンスで兄に借りたメイドインワリオに熱中したり…
とにかく今よりずっと子どもでした。無理やり思い出せたのはこのくらいでいまいち記憶にないくらい。
あなたは本当に13歳で自身の性行為を決定できたと思いますか?
私はそんな責任が負わされていたなんて知らなかったし無理です。
ジェニーの記憶
映画『ジェニーの記憶』では、48歳のジェニーことジェニファー・フォックスがあることをきっかけに35年前の自分を振り返ります。
それは母が実家で見つけたジェニーの文章。
その文章は、文学的に書かれているものの、もしもその内容がジェニーに起こったことならば性的虐待だったと思われるものでした。
この映画は見ている間ずっと恐ろしかった。
ジェニーが思い起こす13歳の自分はちょっと大人っぽい子でした。
しかし実家でアルバムを見ると、思っていた姿は15歳くらいの自分で、13歳の自分はもっと小さくてちょっとぷっくりした顔をしていて、自分が記憶していると思っていたよりも本当にずっとただの子どもだったのです。
そしてジェニーは過去の一連の出来事に向き合うため、過去の周辺人物と会って話していきます。
自分は恋愛関係にあると思っていたが最後には嫌だったのだと、あれは性的虐待だったのだと認めることができるようになります。
とにかく胸糞な話なのですが、監督・脚本のジェニファー・フォックスの体験を元に製作されている実際に似たようなことがあった話なのだ。日本の性的同意年齢が13歳だと思うとこの話はますます他人事ではありません。
13歳は本当にほんの子どもです。
ましてや日本の性教育は遅れていると揶揄されますがその通りで、私自身性器と性行為の関連・避妊方法を含む具体的方法がわかってきたのは高校2年の保健の授業を受けてからでした。
むしろそれまで具体的にはなんらわかっていませんでした。生物的な話しかされてこなかったからです。
しかも私の場合は高2でしたが、受けられる授業次第ではわからないままの人間もいるのです。
この特に性の部分の授業はかなり教師の裁量があると思います。実際友達で別の高校へ進学した人の中に、成人した後も「結局どうしたら子どもができるのかよくわからないままなんだよね〜」と言っていた子もいます…。
性的同意年齢に達する頃には、その判断ができる程度の性教育がそれまでに完了していることが不可欠だと思います。
性教育が13歳までにできないなら性的同意年齢は引き上げるべきだと思います。
↓ということで、私はこのキャンペーンを支持します!↓
キャンペーン · 日本の性的同意年齢引き上げを求めます! Raise age of consent in Japan! · Change.org
よければ賛同お願いします。
ジェニーの記憶は今(2020/08/14)アマプラで見れますのでぜひ見ていただきたいです。