魅せられるストーリーのホラー映画『残酷で異常』

ホラー映画と書きましたが正直そこまでホラーではないです。

残酷で異常

あらすじ

犯した覚えのなかった妻殺害の罪を追求され、主人公エドガーは妻殺害の現場が再現される奇妙な建物に閉じ込められ、何度も妻を殺害するその日を繰り返す話。
その建物の中では他にもおそらく殺人に限定した罪を負った人間が複数人おり、一つの部屋に集められてテレビ画面に映し出された教官のような雰囲気の女性の指導のもと、罪の告白をしたりグループワークをしたりする。
この施設の目的もよくわからないのですが、ひたすら同じように罪を認める日々を過ごす他の登場人物を見ると、罪を認めることに罪悪感ももはや薄らいですらいるように見えて来て異常な光景です。
しかもかなり昔に犯罪を犯した人間も同じ空間にいるのでおそらく死後の世界、地獄のような場所だとも考えられるのです。
エドガーの繰り返される日を見ていると、最初描写されなかった部分が描写されており始めに見た日とは別の感じ方ができます。
さらにその後他の人視点でも描写され、この事件の真相がわかってきます。
そしてエドガーは妻の殺害をなんとかやめようとして…と終わりに向かうのですが…

感想

正直言ってホラーとしてというよりストーリー的にすごく魅せられて非常に面白い作品です。
怖いのが苦手な方でも幽霊や怪物が出てくるわけではないので見られるかも…？

また一つ推しのホラー映画ができてしまいました。