おちゃうけ

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感想:映画I Feel Pretty(アイフィールプリティー)

あらすじ

簡潔なあらすじとしてはデブでしかも美人でもない容姿から自分に自信を持てない主人公が頭を打って自分の容姿が完璧に見え始め自信を持って行動できるようになり生活が変わる…という話。

感想

わかる。わかりすぎる。
私も同じだから。
でも今は昔よりは自信があるし、自分が好き。
それは「自分」を肯定してくれる人間がいるからに他ならない。
私の場合それは夫で、そのままの私を好きでいてくれる人間が1人はいるってすごく重要なことだと思う。

この映画では主人公にも本当は元から自分を肯定してくれている人がいる。
それは友達だ。でも不思議なことに同性の友達が肯定してくれていても意外と自分を肯定してくれていると感じられないのだ。
異性や友達以外の自分より明らかに格上の存在の美しい女性のシビアな目線で自分は蔑まれていると感じる度に自己肯定感が下がるのだ。

自分のような人間は彼ら、彼女らにはできれば同じ場に居たくないくらいの存在、写真とか撮る時にできれば同じ画面に入れたくない存在なんだと思い知っている。
極端に嫌な顔こそされなくても空気が固まるのを感じる。被害妄想の場合もあるが。
他人に受け入れられない自分は、自分も嫌い。
ってな具合で延々と自己肯定感は下がりまくる。そうなるとなかなか抜け出せないものだ。

この映画では最後の方で、周りからなんと思われようと言われようと私は私であるのだから自信を持っていいみたいなことを言い出すが、そんなことできるならとっくに自分を受け入れている。
そしてこの映画でも結局、最後は愛する男性にその姿のままの自分を「世界で一番美しい」と言ってもらえるのだ。
が、なんかおかしくね?
結局は自分らしくしていてもそれを受け入れてくれる人がいるから卑屈にならなくてもいい。ぐらいのメッセージになっている気がする。
しかも結局その見た目を肯定してくれたのは愛する男性ただ1人だった。

もちろんこの世のすべての人に愛される人間はいない。
が、より多くの人に愛されたいと思うのも勝手だし、そのせいで私はより少ない人にしか愛されない人間であると自覚し卑屈になって生きても別にいいよね?
そこも含めて君は君でそういうところも含め愛してくれる人間に出会える可能性もあるわけだし。

なんだか何言ってるか分からなくなってきたけど、最終的に男女に落とし込められたのも少し気にくわない(笑)
結局男かよって。

自信を持って行動すれば卑屈になってた時とは別の人生になるよってことだけはわかったかな。
まあおもしろかった。