おちゃうけ

このブログはてぃーの個人的所感を雑多に記すだけのブログです。

忘れられないホラー映画『グッドナイト・マミー』

私は昔からホラー映画が好きだ。怖いもの見たさで見るのはいいが後から怖くなる。が、最近はそこまで怖がることもできなくなった。
霊的なものは特にこれまでの人生で一度も見たことがないので、仮に本当にいても自分は能力的に(そういう能力がこの世に実在するとしても)見ることはないのだろうと理解したからだ。
なので最近怖いとしたら生きている人間が実は怖いよっていう話がほとんどなのだ。
そういう映画としてはここ2年くらいで視聴した『エスター』や『ゲット・アウト』が最高に面白かった。

と、ここまでは前置きで本編とは関係なく…笑
私には推しのホラー映画がある。
それが『グッドナイト・マミー』である。
グッドナイト・マミーは2014年オーストリア製作のホラー映画。
母親の帰りを待つ双子の兄弟の元へ帰ってきた当の母親は整形手術をして顔を包帯ぐるぐる巻きで帰ってくる。そして整形前と後で別人になってしまった気がする…というなんだか不気味な設定から始まる。
この映画はあまりBGMがなく、静かな不気味さが非常に際立つ。また、住んでいる家が森の中なのもあり、幻想的な感じもして美しさもある。

この映画はぜひネタバレ無しで見て頂きたいのでこれ以上詳しく書けないのだが、スプラッタ系が苦手な方はちょっと注意していただいた方がいいらしい。私も好きではないがこの映画程度では大丈夫だった。

今から思い返すと一つの芸術作品でも見たような気持ちになるホラー映画だ。(そもそも映画は芸術作品だが)
もっとも後味が悪いのでいつまでも反芻してしまうからこそ忘れられないのだが。


正直最近の日本ホラーには飽きてきていた。一昔前は日本のホラー映画こそ至高と思っていた。いわゆる湿度のある恐怖というか、じっとり迫りくるものがあると思っていた。だが最近いまいち感じられずにいた。
それが、求めていた恐怖がこの作品にはあると思う。

感じ方は個人で違うものなので絶対は無いが私個人としてはこの作品が今まで見たことのあるホラー映画の中で一番好みだ。
残念ながらレビュー検索したりするとあまり評価が良くないところもあるのだが…。
もしもまだ観たことのない方がいたら、ぜひご覧いただきたい。

参考までにシネマトゥデイの予告編映像
https://youtu.be/0_VXjRuLtpI

グッドナイト・マミー(字幕版)

グッドナイト・マミー(字幕版)

  • 発売日: 2019/07/01
  • メディア: Prime Video